無駄の読書感想文

自分のためにまたはこれから読もうかなと思っているかたの参考になればと思い拙い感想文ですが書いています。読むペースは遅いので更新もゆっくりです。

無用の達人  山崎方代 田澤拓也著  5冊目

5冊目

無用の達人  山崎方代 

田澤拓也著作   角川書店

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無用の達人 山崎方代

瑞泉寺の和尚の話かなにかで以前見かけた名前で
山崎方代という人を知りました。

知ったというより歌人という名前だけ見て女の人
といい記憶とどんな歌を読む人なのだろうと一瞬思ったのですが
そのまま調べもしないで頭の片隅に置いておきました。

ある日図書館で山頭火や方哉関連の本を探していると
「無用の達人 尾崎方代」という題名に目が止まり
記憶の片隅にあり気になっていた歌人だったので
ペラペラろページをめくっていると鎌倉 手広 田谷
などの知っているキーワードがありました。

つい先日、手広の交差点を通りましたし
手広のBOOKOFFにもよく行きますので
さらに興味が湧いてきてこれは読むべきだとさっそく
図書館で借りました。

あたりです!とにかく面白い。作者の書く方、愛情が
そうさせるのか興味が湧きどんどん読み進められる
内容にになっていて山崎方代という人をしるのには
いいと思います。
またこの本を入口として歌集や関連本なども
読んでみようと思います。

とにかく印象に残ったのは
嘘つきだけど自分には正直な人だなということ
また昭和の時代、山崎さんみたいな人がいても
暖かく接している人々がいることです。

山崎さんみたいな人は今の時代は絶対出てこないと思います。
少しフーテンの寅さんにも似た生き方
ある意味で男はつらいよだと感じました。

令和の時代では山崎さんみたいな人は
煙たがられ、SNSやユーチューブに流されて
暖かく見守られるということはないのではないでしょうか?
今は豊かだけど昭和のほうが心は豊かだったんだと
感じさせてくれました。

山崎方代 いい男です。
ぜひ読んでみてください。

 

無駄