唯識でよむ般若心経 20冊目
20冊目 唯識でよむ般若心経
横山紘一
唯識般若心経
日本で一番有名なお経の般若心経
般若心経の解説本はたくさんあり、特に禅関係は
多いいのかなと思います。
他に空海の書いたものなどありそれだけ深みのあるお経で
大事なお経なのだと思います。
今回唯識でよむ般若心経を読みました。
唯識でも般若心経の解説本があるのだと
ワクワクしながら読ませていただきました。
禅宗や密教とはまた違う解釈で同じお経で
ここまで解釈が変わるのかとびっくりしました。
横山さんが興福寺仏教文化講座を
まとめたもので素人の私にもとてもわかりやすく
読めました。
何日もの講演を書き出してあるので
言葉などは重複する事がたくさんあります。
この同じことを何回でも言ってくれるとこは
とても良いなと感じました。
この本でいうとアラヤ識にどんどん入ってくる
感じがあります。
なんかも同じことを言われるとうんざりしますが
大事なことを何度も何度も言ってくれるので
ありがたいです。
いろいろ心に響く話はあったのですが
他人はニュートラル、自分の心の中の問題だけというのが
特に響いたかなと思います。
憎い人、嫌いな人色々思うことはありますが
その人は良い人でもなければ悪い人でもなく
ニュートラルでそれが何者でもない。
その人のことを思うのは私の心なので
心の中の話なのですね。
1回読んだだけでは理解したつもりだけになってしまうので
あと数回繰り返して読みたいと思います。
ただ難点が本の値段が高い!!!
文庫本になり手に入りやすい値段にならないかな~と
今後を期待してしまいます。
無駄
高田好胤 佛法を説く 19冊目
19冊目
高田好胤
佛法を説く
高田好胤さん・・・・
正直どハマリしています。
前回「心」という本を読みましたが
「心」も良かったのですが今回のぶ佛法を説くは
さらに良かったです。
いろんな法話を聞いていると
仏教の知識ばかりでではどうしたら良いの?という
疑問が沸いてきてあまり法話を聞いても
リアルではなかったりするのですが
高田好胤さんの法話はとても明快で
どうしたらいいのか?
どう生きたらいいのか?
どう考えたらよいのか?
というのが仏教を基本にわかりやすく説かれています。
またその話を聞くと
よしやってみようという気持ちになるから
高田さんの法話はすごいと思います。
目次は
おかげさまということ
時はいのちです
般若心経のおけいこ
波羅蜜の行
六波羅蜜のおはなし
観音経のおはなし
不東の人・玄奘三蔵
法相宗祖・慈恩大師を語る
になります。
おかげさまということや
不東の人・玄奘三蔵はとくに面白く読ませて
いただきました。
西遊記しかしらない私には三蔵法師って
こういう人だったのかととても勉強に
なりました。
昔からそうですが佛法を求める人は
本当にすごいと思います。
読みながら河口 慧海さんのチベット旅行記を思い出しました。
河口さんも本当にすごかった!!!
この本はとくにおすすめです。
ぜひ読んでみてください。
無駄
方代さんの歌をたずねて 東京・横浜・鎌倉編 17冊目
17冊目
方代さんの歌をたずねて
東京・横浜・鎌倉編
大下一真
東京、横浜、鎌倉は馴染みのある土地なので
楽しみに今回は読みました。
方代さんの歌とともに方代さんゆかりの土地を
巡っていく本。
案の定知っている場所ばかりで
ここに方代さんがいたんんだ~と思うと
とても不思議な感じがしました。
また方代さんの短歌集にもでていない
歌なども記載されていたので
短歌集を見ていても
改めて新鮮な気持ちで読みました。
数十年もたつとゆかりの場所も縁のある人も
変わっていたり亡くなっていたりして
変わらないものというのはないのだなと
改めて感じます。
方代さん好きにも
鎌倉、横浜好きな人にも楽しみながら
読める本です。
無駄
鎌倉山中小庵日記 ちょっと徳する和尚の話 16冊目
16冊目
鎌倉山中小庵日記 ちょっと徳する和尚の話
大下 一真
鎌倉 瑞泉寺和尚の得する話
瑞泉寺は梅のイメージがあり行ったこともありますが
和尚のことも方代さんのことも知らずに訪問をしていました。
今回は方代さんの話によくでてくる
瑞泉寺の和尚の大下さんの本を読んでみたいと思いました。
歌人ということもありなんとなく個性があり
気さくな雰囲気が伝わってくる本です。
なかなか和尚の日常というのは知らなかったのですが
この本を読んで日常はこんなふうに過ごしているだ
と改めて知りました。
お寺なれしていないとお坊さんというのは
遠いい存在でなんか厳しい厳格なイメージしかありませんでしたが
大下さんはイメージとは違う親しみやすい人なのかなと
思います。
また方代さんのことや鎌倉のことも書いてあり
鎌倉っていいなと感じさせてくれました。
ほのぼのする本なので
たまにゆっくりしたい時間に読みたい本なので
本棚に常に置いておきたいなと思いました。
無駄
心 いかに生きたらいいか 15冊目
15冊目
心
いかに生きたらいいか
薬師寺で説法で有名な高田好胤さん
当時どんな説法だったのか法話だったのか
もう数年前にお亡くなりになっていますので
今では聞くことができません。
ユーチューブにアップされてればなと思ったのですが
ユーチューブにはなく今後アップされることを願います。
そうなりますと本というか高田さんの著作が
あって本当に良かったなと思います。
本は時代を超えてその人の言葉に触れられることが
とても魅力を感じます。
読み終えてとても良い本だなと感じました。
信念の人でもありとても愛情のある方なんだなと
本を読んで感じました。
戦後、昭和の時代なので
表現や時代感覚は今の令和の時代に読んでいると
とても時代感覚のズレは感じますが
本質的なことは変わらず大事なことは変わらないのだなと
思いました。
またその時代の人が物事をどう捉えてどう感じていたのか
がよくわかり勉強になります。
コロナ渦ですがこの本では
人と人とのつながり、親子のつながりなど
とても大切なことが書かれています。
これから新しい生活様式になっていくと
言われていますが新しい生活はつながりが少なく
本当にそんな生活が成り立つのかと思います。
どんな世の中でもつながりは大切です。
元の生活ももどれなくても
つながりのある以前より良い世の中になるといいな
考えています。
そんなことを思わせてくれる本でした。
ぜひ読んでみてください。
無駄
唯識入門 14冊目
14冊目
大乗仏典の解説本を順番に読んでいます。
唯識はものすごく興味がありますし、
唯識の本の中に入ったら当分抜け出せないのではないかな
と思い後回し後回しにしていたのですが
とうとう自分のよくに負けて多川さんの唯識入門を読んでしまいました。
やはりというか予想通りというか
唯識の思想が腑に落ちて一気に読んでしまいました。
基本が禅思想が好きで禅の本を読み始めた時の
衝撃に似たような衝撃でした。
本を読み終えて有識の入口の手前くらいには
入れたのかなと思います。
そのくらい多川さんの本はとてもわかりやすく唯識に引き込んで
くれました。
難しい言葉は使わないで意味合いを曲げないようにして
書かれた本で専門の方がここまでわかりやすく書くまでには
相当に大変だったと思います。
またその内容だけが書いてあるのではなく
唯識と現代という唯識を現代ではどのように考え
取り入れていくのかということまで書かれています。
本を読み終わったあとにではどうすればいいの?
という本はたくさんあります。
どうすればよいのか自分で考えろといわれるかも
しれませんが私のような凡夫には多川さんの
ように取り入れ方まで書いていただけると
よくわかります。
まだ唯識の本は一冊目なので
これからどんどん難しくなっていくのだろうなと
思いますが理解は難しくても読むことはできるので
ゆっくり有識の海を泳いでいこうと思います。
とても良い本だと思います。
ぜひおすすめです。
無駄。