空海の秘蔵法輪 現代日本語訳 12冊目
12冊目
正木 晃著
空海の著作に「秘密曼荼羅十住心論」がありそのダイジェスト版の
秘蔵法輪
秘蔵法輪でもかなり難しいので十住心論を読める日が来るのだろうか・・・
と思いますが色々読みたい私にはうってつけの秘蔵法論
ダイジェスト版を使いてくれてありがとう空海さん
まずこの本にふれて感動したのは読みやすさです!
現代語訳なのでストレスなくスラスラと読めました。
正木さんの著作は初めて読みましたが
とても読みやすくて親切。読みやすいけど大事なとこはしっかり
書いているところなど正木さんの他の著作も
読んでみたいなと思わせてくれました。
秘蔵法輪は天皇に献上した書物で密教とはなにか
ということが書いてあります。
読めば読むほど確かに密教最高だと感じてきます。
いろんな宗派はあるが最終的に密教に集約されるのかな
とも思いました。
密教は宝具もあるし護摩木もあるしいろんな明王や
菩薩が出てきます。時代的にいろんな宗教を
取り込んで仏教進化バージョン、最終形態
なんですね。
ただその後の鎌倉時代にいろんな宗派が生まれてくるので
まだまだ仏教は進化していくのですね。
この本を読んでもそうですが密教はとにかく深い
さらに秘密の教えや行を行わないと理解ができない部分もあり
在家ではちゃんとしたことは理解できないのではないかなと
思います。浄土教などにくらべて一般向きではないの
かもしれません。
密教はわかりにくく難しいけど面白く深いというかんじでしょうか。
これからも空海さんの著作は読んでいきます!
無駄